麻雀大会が大規模化している……、と思いながら、早々に負けた綾都はキッチンで、カップラーメンを作っていた。
みんなが小腹が空いたというからだ。
ところで、常々思っているのだが。
小腹が空いたと言う人は、小腹と言いながら、かなり、がっつり食べるようなのだが……。
でも、言っちゃうよな、小腹が空いたって、と思いながら、綾都は、じょぼじょぼとヤカンからお湯をそそぐ。
さっき、妻の帰りが遅いのを心配して、由恵の夫、拡が迎えに来たのだが。
当然のように麻雀のメンツに引っ張り込まれていた。
しかも、
「おー、拡くん、久しぶりー」
と道で出会って挨拶してきたという近所のおじさんも、ともに参戦していた。
「こうなると、終わらないですよね。
昔は、こんなとき、夜鳴きそばの屋台とかやってきて、みんなで食べてたらしいです」
「いいな、そういうの」
と言う慶紀に、綾都は、ふふ、と笑って言う。



