寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました

「あ、すみません。
 考えごとしてたら、言い間違っちゃって。

 週末はなにをされる予定ですか?」

 そう綾都は言いかえてきた。

 スケジュールを訊かれているようだ。

 お前と何処かに出かけてみたい、と思いながら、
「と、特にはないが」
と言うと、

「あの、私、墓参りに行くんですけど。
 もし、よろしかったらご一緒に」
と綾都は言う。

「え?」

「あ、お忙しかったらいいです。
 うちの親が、あんた最近、墓参り行ってないから、結婚の報告ついでに行ってきたら? とか言うものですから」

 結婚の報告ついでに、という言葉に浮かれ、
「ああ、じゃあ、付き合おうか」
と慶紀は頷いた。