寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました

 


 三人は夕暮れの海に映える白い神殿に到着した。

 後ろに滝のあるロビーで、佐野が出迎えてくれる。

「ようこそ、イグレシアへ。
 担当の佐野でございます」

「すごいわっ」
と蘭のテンションが突然、上がる。

「ほんとうに、あなたたちの結婚式で運命の人が見つかったわっ」

「いや、結婚式まだやってませんけど……」
と綾都は呟いた。