寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました

 


「あー、久しぶりに社内にいられるから。
 今日はみんなで社食行く?」

「いつも昼は外出たいって言ってるくせに」
と綾都の言葉に美鳥が笑ったとき、廊下の向こうから、なにかがダダダダッとやってきた。

「綾都っ」

「小暮さん。
 お疲れ様です」

「やっと会えたっ」

 生き別れの妹に会えたくらいの勢いで蘭は言う。

 蘭のいい匂いのする手で、ぎゅっと両腕を握られた。

「招待状はっ?
 招待状はもう発送したっ!?」

「えっ?
 なんのですか……?」