寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました

「……綾都」
「はい」

「突然、親しげに振る舞ってくる女性がいたら気をつけろ」

「はい……?」

 まあ、蘭は結婚式に呼んで欲しいだけなので、そんなに害があるわけでもないのだが。

「今日――
 いろいろあって、思ったんだ」

 そんなことを唐突によしきは語り出す。

「お前のことをもっと知りたいと」

 それは私もかな、と綾都は思う。

 このまま流されて結婚するのは怖い。

 これから先、一生一緒に暮らす人かもしれないのに。

 赤信号になる。
 慶紀が、こちらを向いた。