寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました

「私は今日は、静かに飲んで食べて。
 睦月さんと思い出話をして、謎のおじいさんと話して。
 飲んで食べただけですが」

「飲んで食べたが多いな……」
と呟いたあとで、慶紀は言う。

「なんか俺の中では、お前のせいで、日枝のじいさんが水泳でオリンピックに出ていて。

 お前んちの地下には、宇宙船の基地があるんだが」

 ……それはすべて、あなたの妄想では。

 あなたの個性が一番強い気がしてきましたよ、と綾都が思ったとき、愛が言った。

「まあ、見合い結婚なんていまどき、とか思うかもしれないけど。
 あなたたちは上手く行きそうな気がするわ。

 そういえば、私と主人なんて、政略結婚だしね」