「慶紀。
帰り、送って帰ってよ」
綾都が慶紀と南国風ノンアルコールカクテルを呑みながら語らっていると、真っ赤なドレスの愛がそう言いながらやってきた。
「いいですよ」
と慶紀が言うと、愛がこちらを向いて言う。
「あなたは、こういう集まり、嫌いみたいだけど。
たまには悪くないでしょ?」
「そうですね。
個性的な方が多くて面白いです」
すると、そこで慶紀が眉をひそめた。
なんですか? と見上げると、
「確かに強烈なメンツが多いが。
今日一番、強烈だったのは、俺の中ではお前なんだが」
と慶紀は言い出す。



