寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました

「日枝のじいさん、104歳だよな?」

 綾都は笑って言う。

「そうですねえ。
 第二の人生、楽しまなきゃですよね」

 櫂が、
「そろそろ第三の人生くらいでは……?」
と横で呟いていた。

「水泳選手に!
 アスリートっていいですよね」

 その人、水に入ったら死にそうだがっ!

 いや、100歳すぎて、水泳する人もいまどきはいるけれどもっ。

 おじいさんはなにを言ったのか、あはは、と綾都が笑った。

「そうですねえ。
 体力がいるから。

 来世でもいいですよね」

 殺す気か――っ!?