寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました

 それぞれの妄想が駆け巡っていただけなのに、何故か、

 犯罪を犯した男。

 目撃した女。

 実は生きていた女、みたいな雰囲気になっていた。

「……それはいいんだけど、あんた、なんで片足なの?」

「え?
 靴、片方、そこにあるからです」
と綾都は慶紀が持っている靴を指差す。

「猫のフン踏んじゃって」

「それを白神さんが洗ってたの?
 犯罪どころか愛ね」

「どこから犯罪が出てきたんですか?」
と綾都が訊いてくる。