そんなこんなのうちに、真晴から、 「もう一度、モデルハウスを見に来られませんか?」 という誘いの電話がかかった。 まあ、あの家が悪いわけではない。 むしろ、住めるものなら、住んでみたいくらいだ。 ただ、広すぎる、と思う二人に真晴が言う。 「もうちょっと小ぶりに建てた家があるんです。 あの家を参考にして」 「ぜひ、そこに行ってみよう」 何故か、慶紀は乗り気だった。 ちょっと狭い、というところが、綾都と常に近くで暮らしたい彼にとってはポイントだったのだが、綾都は気づかなかった。