「では、真晴くんには、麻雀で濁った目になってもらおうか」 そう言うと、 偏見がひどいっ、という目を綾都がする。 「でも、そうだ。 麻雀と言えば、うちのおばさん、花実ちゃんは、哭(な)きの竜みたいな打ち方する人なんですよ」 ――いや、どんな打ち方っ。 見合いのとき、お会いしたが。 確かに推しの強そうな人ではあったが、そんな人なのかと慶紀は怯える。 「とりあえず、麻雀の練習しましょうか?」 と綾都が微笑んだ。