アンケートを書き終え、テントの外に出た綾都はもらったパンフレットを握り締め、呟く。 「『家族』 つまり……ああなるのですね」 子どもがまた巨大なうさぎを他のハウスメーカーに引きずって行き、親が慌ててそれを止めようとしている。 その横では、まだ、ここで遊ぶという子どもを親が汗だくでボールプールから引きはがそうとしていた。 「……頑張りますっ」 と拳を作る綾都に、真晴が笑いながら、 「では、こちらへ。 ご案内いたします」 と言った。