寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました

「こちらにご記入くださいっ」
とアンケート用紙と粗品を渡される。

 テントにある長机で綾都が書き込んだ。

「一緒に来場した人との関係……」

 結婚―― は、まだしてないし。

 友だち、では、さすがになんか違うし。

 恋人同士……

 とかいうのはおこがましい。

「……他人?」
とボールペンを手に呟いて、

「おい……」
と横に立っていた慶紀に言われる。

「じゃあ、お見合い相手ですかね?」

 そんなこと書くやつ、初めて見た、という顔で近くにいた真晴と同じハウスメーカーの人が見ていた。

「こっ……恋人とかでいいんじゃないのかっ?」

 だが、言った方も言われた方も照れてしまう。

 見かねて、真晴が言ってきた。