「私、ロボットだったみたいです」 食事の帰り、助手席で綾都が言い出した。 見ると、スマホを手にしている。 「浜子さんたちが言ってたショッピングサイトに登録しようとさっきから頑張ってるんですが。 『わたしはロボットではありません』のところが越えられませんっ。 自転車の画像を選べってっ。 選んでるじゃないですかっ」 スマホにキレている……。 人間に対しては温厚なのに。 「これ以上、信号機はありませんっ」 ……落ち着け。