寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました

 


 暑い中、みんな元気だな、と思いながら、慶紀はビーチバレーを眺めていた。

 仕事の知り合いの人などと話をしながら、受付にいる綾都の方を窺う。

 綾都は飲んでいた水をかなり派手に服にこぼしたようだった。

「あー、もう、なにやってんのよっ」
と秀子が言い、

「あんた、この間、社食でもカレーこぼしてたでしょ」
と浜子が言う。

 綾都は濡れたイベント用の青いTシャツをじっと見ていたが。

「大丈夫ですよっ。
 すぐに乾きますっ。

 夏は水をこぼしてもよいの法則です」
と言って、拭く気もない。

「ないわよ! そんなものっ」
と秀子たちが二人がかりで拭いてやっていた。