いつの間にか、家を見に行くことになっている……。
「来週末、イベントもやってますのでぜひっ」
と一生懸命営業してくる好青年。
まさか、彼が気に入って、モデルハウスを見学することになったとか?
と思いながら、チラ、と慶紀は綾都を窺った。
綾都がこちらを見て、拝んでくる。
『すみません。
勝手に決めて』
という綾都の心の声が聞こえた気がした。
いつの間にやら、以心伝心できるようになっているようだ!
必死に手を合わせてくる綾都も可愛い!
慶紀は上機嫌になり、
「じゃあ、行ってみようか。
あとで詳しい場所や時間を教えてくれ」
と真晴に言った。



