「危険なことを頼んでいいか?」 綾都が美鳥に呼ばれて廊下に出ると、何故か慶紀は侑矢と二人待っていた。 いきなり、そんなことを言い出す。 「き、危険なこと?」 綾都の頭の中で、さまざまな危険なことが駆け巡る。 大半は、慶紀に、 「いや、日本で普通に生きていて、そんなこと起こらないだろう」 と言われそうなことだったが。 「今日、俺のマンションに来てくれないか?」 そう慶紀は訊いてきた。