星が煌めく病室で、キミに一生分の恋をした。

 努力して、
 努力して、
 努力して、

 積み上げてきたものは、ある日突然終わりを告げる。




 あの日から、夜が嫌いなった。

 起きたら、自分は死んでいるんじゃないかと、
 起きたら、世界が終わっているんじゃないかと、

 起きたら、病気なんて嘘だったんじゃないかと、
 起きたら、全部全部気のせいだったんじゃないかと、

 絶望して、あるはずもない希望を探して。

 もう、やだな。

 こんなことを考える自分も、
 みんなを裏切る邪悪な自分も、
 夢を諦めきれない自分も、
 
 もう、全部嫌いだ。




 この病室からは、煌めく星が見えて。

 その煌めきが、昨日までの自分みたいで、惨めになる。



「アレはシリウス。で、あっちがアルデバラン」



 けどね、

 キミがそうやって、
 私なんかよりもずっと辛いはずのキミがそうやって、

 私に星を、星の煌めきを、教えてくれたから。

 病室から、キミと星を眺める時間だけが、好きだった。

 そんなキミだったから。



 ーーー星が煌めく病室で、キミに一生分の恋をした。