暇な治療院

 5月なんですよ。 ゴールデンウィークも終わってさあこれからって感じ。
もちろん、ゴールデンウィークも治療院は開けてました。
遊んでる余裕は無いから。
 老健の時も特養の時もゴールデンウィークは働いてました。 はい。
「いつ休むんだ?」って周りには聞かれましたっけ。
 年末だってそうでした。 大みそかまで出勤してましたから。
知り合いと忘年会をやるとね、ぼくが一番遅くまで働いてることが分かって何とも言えない気分になったもんです。
 みんな27日には仕事納めをやるのにねえ。
 まあ、それでも介護職員よりは休みがはっきりしてました。
介護職にはクリスマスも正月も有りませんからねえ。
 でも最初に勤めた老健はいろいろ有りました。
口答えをするおばあちゃんを物干し場に閉め出してみたり、若い職員をとことん虐めてみたり。
 認知の入っている人たちはもっとひどかったなあ。
「今日は丼だからねえ。」って言ってご飯に飲んでいる薬をぶち撒けたりしてたっけ。
 悲惨な事故も多かったよなあ。
認知症のおばあちゃんがエレベーターで4階まで上がっちゃいました。
そこで慌てて3階まで下りようとしたんだけど、、、。
 その人は車椅子を使ってたんだよね。
それが階段を下りようとしたものだから踊り場まで転がり落ちて死んじゃったんです。
 その階段はぼくらもよく使ってましたからしばらくは冷や汗を掻きました。
いやいや、ほんとにいろんなことを思い出しますねえ。
 今日は六日の火曜日。 世間も動き出しました。
どうかするとgw退社なんて言われることも有りますが、そんなんでいいのかなあ?
 会社によっては9連休とかいう願ってもない大連休を与えられるわけでしょう?
そんなことまでしてもらいながら「休み明けには会社に行きたくない。」なんて我儘にも程が有るというもの。
 休めない人たちだって居るんだから考えてもらいたいもんだよ。
警察官 消防隊 救急隊 鉄道会社、バスにタクシー スーパーに遊園地まで、、、。
 この人たちが休んだら国はどうなるんだ? 特急も貨物列車もバスも動かなかったら、、、?
 事件が起きても何も出来ない。 家が燃えても消せない。
ケガ人が出ても自分で行かなきゃいけない。 頼んだ荷物が届かない。
 そうなったら嫌だろう? 休み明けに辞職するなんて我儘はやめてくれよ。
文句を言いたいことだって有るよ。 (またか)って思うことだって有るよ。
それでもみんなは動いてくれてるんだ。 社会はお前のためだけに在るんじゃない。
 我儘な坊ちゃん嬢ちゃんのために在るんじゃないんだ。 それが大人になるってことだよ。
それが分からないんだったら一生 親にぶら下がって甘えてなよ。 邪魔だから。
 さあ今日も白衣を着ますよーーーー。 でもこれってさあ、夏になると死にたくなるくらいに熱いんだよなあ。
木綿だし襟もきっちりと締まってる。 ズボンも木綿だから逃げ道が無い。
暑くなってくると熱気が籠ってしまって蒸し風呂よりひどい状態になるんだ。
家だからいいけど施設になんか行くと窓を閉めてたりするから大変だよなあ。