ホワイト・サマー・エンド








「―――流星くん?」






家への帰り道、そう声をかけられた。

振り返ると、呆然と立ち止まる中年の女性がいた。




見覚えがある。

少し前まで親しくしていたのだから。


彼女が死んでしまった1ヶ月後、引っ越してしまった幼なじみの家族。





「おばさん?ですよね?お久しぶりです」

「流星くん…まあ…大きくなって…」