「…この度は、本当に」 ご愁傷さまでした? 違うな、他人行儀すぎる。 「―――衣都の、御冥福を…お祈りします」 「流星くん…」 衣都の母が目頭を押さえる。 黒い喪服を見て、本当に死んだんだな、と冷たくなった心で思う。 衣都が死んだと聞かされて、まるで俺は壊れてしまったかのようだ。 感情が思い出せない。