ふっと思い浮かんで、俺は自販機でジュースを買ってベンチに座る。 缶のジュースのプルタブを開けると、まるでビールを開けたときのようなカシュッという爽快な音が鳴った。 パッケージにはオレンジと泡のイラスト。 …最近、何を考えるにしても衣都が出てくるな。 当たり前だ。と自分の何処かが思う。 衣都はずっと一緒にいたんだから。 何をするにも一緒だったんだから。 そして俺は思い出の中にトリップした。