「どう?似合う?」 「…いいんじゃない?」 「似合ってないときの返事じゃん、それ」 「うそうそ。似合うと思って作ったんだから」 今年はこれをつけて夏祭りにでも行こうか。 衣都が毎年のようにねだるから、俺ももう諦めて浴衣を着ているし、それも寒色系だから合うと思うし。 「こんなものしか、今は渡せないけど」 「大丈夫。じゃあ衣都の誕生日には、俺が衣都の―――」