ホワイト・サマー・エンド







「頑張って作ったんだよ!」

「は、嘘?お前が手作り?」




組紐は売り物と言われても納得してしまうほどの出来だ。

それを手先が不器用な衣都が…?



衣都は手先が不器用で、ラッピングなんかも苦手だったから、さっきのラッピングだけでも十分驚いたのだ。

手作りのものをプレゼントできないから、と言って毎年のように海や川へ行っていたのは楽しい思い出でもある。




「すごいでしょ?」

「確かに。とんでもなくすごい」





衣都の思いが込められた美しい組紐。

俺はそれをすぐに腕につけた。