7月が終わり、夏休みが始まった。 夏休み、俺は衣都と夏休みの宿題をして、ほとんどを病院で過ごしていた。 衣都の点滴が取れる気配はなく、また別の点滴や薬が増えていた。 それに慣れている衣都が、怖くなった。 まるで死に向かうことに慣れているように…そう、見えてしまった。 それでも、衣都から俺が離れることはなかった。 決めたのだ。 衣都を救うことができないのなら…せめて、生きている間でも笑ってほしい。 生きている間だけでも、そばにいたい。そばにいてほしい。 だから逃げない。と。