病院につくと、すぐにカウンターであっさりと確認が終わる。 毎日通っていると、自然と顔も名前も覚えられてしまったようだ。 余命宣告された幼馴染に毎日会いに来る少年、として。 病室をのドアをノックすると、「はーい?」と衣都の声が聞こえた。 「衣都、俺。入るよ?」 「うん、どうぞー」 がらり、とドアを開け、足元からそっと目を上げる。