「おはよー、流星」 「おう、おはよー。元気?」 「もちろん!流星は相変わらずだなー」 「うっせ。どうせ俺は元気のない流星くんですよー」 吹き飛ぶように秋が終わり、凍えるような冬が過ぎ、花が咲き誇り、散っていく。 雨が降り、紫陽花が咲き、太陽が昇り、蝉が生まれ変わって鳴き始める。 身長が伸びる。クラスが変わる。衣都の家族はどこかに引っ越していき、前回と同じ時間を、俺は歩んでいく。 それを繰り返していくうちに、時間は飛ぶように過ぎていった。