衣都が死ぬ間際に書いた、俺宛の手紙。 内容なら、何度も読み返した。 一語一句間違うことなく書き写すことだってできるだろう。 でも、今回の衣都の思いを知りたかった。 自分のこの時間の巻き戻りに、自分が救おうとしたことに、自分の行動に、衣都との関係の変化に、意味があるのか。 それが知りたかった。 指が震える。 指だけじゃない、体全体が震えている。 怖いのだろうか。