衣都の病室を見上げる。 何もわからない。 何も見えない。 ただがむしゃらに、彼女にそれを伝えたいと、喉を潰す勢いで願った。 神さま、どうか、どうか、どうか。 祈るしかできない。 それでも。 どうか、衣都、どうか。 祈りを込めて、叫ぶ。 ―――この声が、叫びが、天に昇る君に届きますように。