ホワイト・サマー・エンド








衣都の病室を見上げる。

何もわからない。

何も見えない。



ただがむしゃらに、彼女にそれを伝えたいと、喉を潰す勢いで願った。



神さま、どうか、どうか、どうか。

祈るしかできない。

それでも。

どうか、衣都、どうか。

祈りを込めて、叫ぶ。





―――この声が、叫びが、天に昇る君に届きますように。