「はい!」 「おー、なるほど。ここ通分して良いんだな」 それを見て自分なりに噛み砕きながら、ワークにそれを書き写す。 衣都の聴覚は衰えてきていた。 近くで声を出せばわかるが、普通の音量ではもう届かない。 しかしジェスチャーで会話は成立するので、多少不便なものの、俺は衣都との会話やスキンシップを楽しんでいた。