「衣都、おはよう。今日の調子は?」 「あ、流星!おはよう!」 衣都が俺の姿を見つけて、ニコニコと笑う。 いつも通り前髪を分けて彼女の額に口付けると、衣都は「ふふふ」、と笑った。 「衣都、ここの問題わかる?」 「?」 とんとん、と指先でワークを叩く。 衣都はそれを見て、自分のノートにスラスラと途中式を書き始めた。