ホワイト・サマー・エンド




俺は、衣都に今すぐに告白したい。

今すぐ病院に戻って、手を引いて外に出て、恋を打ち明けてしまいたい。

そして幸せな…なにもなかったかのように、幸せな日々を生きたい。



でも、衣都はどうだろうか。


もうすぐ死ぬ、そう告げられて…あっさりはいそうですかと納得するような少女ではない。

俺はそう思っている。

悩んで葛藤してもがき苦しんで、そうやって生きたいと願うような少女だ。



今も、泣いているのかもしれない。

あの白いシーツに涙をポタポタとこぼしながら、生きたいと泣いている姿が、目に浮かぶようだった。



衣都は強いけど、脆いから。




揺れる、揺れる。

自分勝手に考えてしまえば、それは簡単だ。

今すぐに告白してしまえば良いんだ。

心のなかで、強い自分の恋心が叫んでいる気がする。

どうでもいい、今すぐに、と。