ホワイト・サマー・エンド






「お願い、私は死んでもいいから、どうせ死ぬなら、会いに来てよ!」






久方ぶりに、衣都の目を見る。


紺碧の瞳が、揺れている。

水晶のような雪のような涙で、揺れている。




泣かせたのは、俺?






「寂しい、寂しい、寂しい、寂しい!私は流星がいないと生きていけないの!流星がいないと、死ねないの!」