その願い通り、俺は衣都の言葉に耳を傾ける。 そしてぶつけられたのは―――俺とは正反対の、衣都の願いだった。 「流星、ねえ、私を助けようとしないで。私の病気、治そうとしないで」 思わず口を開いて、彼女に近づく。 それは。