ホワイト・サマー・エンド







その願い通り、俺は衣都の言葉に耳を傾ける。



そしてぶつけられたのは―――俺とは正反対の、衣都の願いだった。








「流星、ねえ、私を助けようとしないで。私の病気、治そうとしないで」









思わず口を開いて、彼女に近づく。



それは。