ホワイト・サマー・エンド




ありがたい、と思う反面、申し訳ない、できはずないという思いもある。



3ヶ月で治療薬完成、なんて無茶にもほどがあるのだから。





「衣都ちゃん、久しぶり。体調はどうかしら?」

「おかげさまで、お医者さんもずいぶん進行が抑えられていると言っていました。」

「それは良かったわね。…ごめんね、流星は?」





その名前に、一瞬肩が揺れてしまうのがわかった。





「来てないのね、あのバカ息子…」




おばさんのセリフに、ついくすりと笑ってしまいそうになる。

バカ息子、なんてマンガのセリフでしか見たこと無いのになあ…。