ホワイト・サマー・エンド








そう願う。



蝉が苦しげに鳴き、羽をばたつかせる音が聞こえる。

冷房をつけていてもまだ暑い室内に、ただページを捲る音だけが聞こえる。


ぽたり、と机に汗が落ちる。

ぱらり、と紙がめくれ、シャーペンがノートに文字を書き綴る。




夏が過ぎていく。

去年と、3年後と、そして「前回」とも違う夏が。





流れるように、過ぎていく。