ホワイト・サマー・エンド







 今日は俺の誕生日。


 祝ってほしい、という欲望もほんの少しあったから、俺は衣都の病室を訪れた。





『衣都、俺。流星。来たよ。入って良いか?』

『えっ?!ちょっと、待って、待ってね…どうぞー!』





 衣都が慌てるような声と、物音。

 ドアを開くと、衣都がベッドから降りてこちらへやってくる。




 

『お誕生日おめでとう、流星!』