「死ぬんだ、私。余命宣告受けてさ」 空元気の衣都の笑顔。 笑っているのに、泣いて見えるのは…気付けるのは幼なじみゆえだと思ってもいいだろうか。 前回は、耳をふさぎたい、そう思うことしかできなかった。 前回と同じだ。 蝉の声が聞こえる。太陽は南側から降り注いでいる。 今回は、違う。 そう、俺が戻れた理由は。