…俺、おばさんの家にいたよな? そこで目が眩み、意識を失い、気がついたら…。 なんてファンタジーの常套句だ。 急いで荷物を確認すると、カバンの中にはまだ新しい雰囲気を残す中学2年生の教科書達。 そしてこの世界か、さっきまでいた世界が夢だとでも告げるかのように、懐には衣都からの手紙が入っていた。 文字や内容を見たところ、手紙は変わってなさそうだ。 「おい、流星!何ボーっとしてんだ?」 声をかけられ、正気に返る。