会いに行くから、待っていて。





えーっと。



汐くんがキラキラな瞳で私を見ているから、楽しみにしてて、OKしてくれると助かる!という感情が伺える。


「わ、わかった」


「は?」


「え?」


葵も、聞いた本人汐くんも驚いたように思わず声を漏らした。


「え…?」


なんで私がこんなに驚かれているのかも、よくわからない。


私はただ唖然として2人を見比べることしかできない。


「あ、ありが、と…」



「え? えっと、う、うん」


まだ呆然としながらお礼を言ってくれた汐くん。別にお礼を言われる程のことじゃないような…だって、ただ親戚の2人が暮らしてるところに私が入れさせてもらうだけでしょ…?
むしろ、感謝するのは私のほうだと思う…。




そんなこんなで、汐くんと葵と暮らす日々が始まった。



汐くんには超癒されるしいいんだけど、汐くんが現れてから何個か困ったことがある。



汐くんが現れてからずーっっと、葵の機嫌が悪い。特に汐くんに対して当たっている。汐くんはにこにこしながら「そんな〜」「ひどい〜」ってっ軽く流していて、汐くんが優しいということはわかったものの、何故怒っているのかはよくわからない。汐くんはわかってる…のかな?


葵の機嫌が悪いので、私はなんとかして葵の機嫌を取ろうとしているものの、一向に良くなる気配はない。