突然の休暇を言い渡されて、シドは取り敢えず王宮を出た。
ロザリアに言われるまま雑用を続けて気がつくともう2週間も経っていた。
久しぶりに王宮の外に出ると、今までより全てが生き生きして見えた。
しかし、突然休みを貰っても何をしたらいいか分からなかった。
「…レオの店にでも行くか。」
夕方まで近くのカフェで時間を潰し、レオの店に向かった。
カランカラン
「いらっしゃー…シド!」
グラスを拭きながら、レオはシドを見て驚いた顔をした。
「…よお、レオ。」
「お前2週間も連絡なしでどうしてたんだよ。リアンが王宮で見かけたって言ってたぞ。忙しそうに働いてたって。」
レオはいつもシドが飲んでいるブラックラムのホットスパイス割りを出した。
「…働いてるっつうか、ただの雑用だよ。」
大きなため息と共に酒を一口飲み込んだ。
「雑用?魔法大臣の弟子になって魔法についてあれこれ指導を受けるって言ってなかったか?」
「…俺もそう思ってたよ。」
すると、そこへ仕事を終えたリアンが入って来た。
「…シド!!!」
シドを見てリアンは声を上げた。
ロザリアに言われるまま雑用を続けて気がつくともう2週間も経っていた。
久しぶりに王宮の外に出ると、今までより全てが生き生きして見えた。
しかし、突然休みを貰っても何をしたらいいか分からなかった。
「…レオの店にでも行くか。」
夕方まで近くのカフェで時間を潰し、レオの店に向かった。
カランカラン
「いらっしゃー…シド!」
グラスを拭きながら、レオはシドを見て驚いた顔をした。
「…よお、レオ。」
「お前2週間も連絡なしでどうしてたんだよ。リアンが王宮で見かけたって言ってたぞ。忙しそうに働いてたって。」
レオはいつもシドが飲んでいるブラックラムのホットスパイス割りを出した。
「…働いてるっつうか、ただの雑用だよ。」
大きなため息と共に酒を一口飲み込んだ。
「雑用?魔法大臣の弟子になって魔法についてあれこれ指導を受けるって言ってなかったか?」
「…俺もそう思ってたよ。」
すると、そこへ仕事を終えたリアンが入って来た。
「…シド!!!」
シドを見てリアンは声を上げた。



