魔法使い時々王子


2人は剣を抜きお辞儀をした。

互いの剣先が僅かに触れるとルシアンが試合開始の合図をした。

練習場に剣が混ざり合う音が響き、2人は見事な戦いぶりを披露した。

ルーサは子供のように無邪気な表情で2人の戦いを観戦した。

アリスも久しぶりに見るシドの剣捌きに目を輝かせた。

暫く剣を交えると、ルシアンが手を上げて試合を中断させた。

ルーサは2人に大きな拍手を送った。

「いやぁ見事見事!時間が許すのであれば決着が付くまで見ていたい!」


「ありがとうございますルーサ王子。ですが、そろそろ次へ参りましょうか。」

ロザリアの言葉に、一行は練習場を後にした。