「はぁ…やっと着いた。」
今日から晴れて大学生となり、初めての登校。
何度かヨルと一緒に来たことはあるが、やはり1人で来るのはまだ大変だ。
私が1人でも学校へ行けるようにって、ヨルは先に行っちゃったし…
"お兄ちゃん"じゃなくなったヨルは、以前より私を甘やかさなくなった。
子供扱いされなくなって嬉しい反面、少し寂しくも感じて複雑だ。
そんな考え事をしながら歩いていると、体に衝撃が走る。
「あっ、ごめんなさい!」
「お前ほんと、ぼーっと歩くのがうまいのな。」
聞き慣れた声がして、バッと顔を上げる。
「ハ、ハルマ…!?」
