「ヨ、ヨルだって!」 ムキになって咄嗟に言い返そうとするが、あることに気づく。 「今、昔って…?」 目を見開いてヨルの顔を見ると、すでに涙のあとは消えていて、吸い込まれそうなほど黒い瞳がただ私を見つめていた。 「ごめんな、たくさん不安にさせちゃっただろ。」 「どうしてヨルが謝るの…私が…!」 あの悲惨な事件が脳裏にフラッシュバックし、呼吸が苦しくなる。 しかしそんな私とは対照的に、ヨルは妙に落ち着いた様子で話し続けた。