「いつもそばに居てくれたから、それが当たり前だって…」 ヨルが記憶喪失になった時、怖かった。 今までは妹だったから、私は彼の特別だったのに。 他人だったら、どうなっちゃうんだろう。 私のことなんて、どうでもよくなってしまう。 たまたま、お兄ちゃんの妹になれただけなのに。 でもヨルは"妹"じゃない私も大切にしてくれた。 記憶がなくても、どんなワガママを言っても、私は特別なんだって。 その時、今まで感じたことのない感情が芽生えた。 どうして、妹になっちゃったんだろう。