「茉莉花、夕食食べに行こうか」
「はい」
二人になると、優樹は茉莉花の肩を抱き寄せて歩き出す。
「茉莉花がせっかく綺麗な浴衣姿だから、今夜は和食一択だな」
「いいですか? 和食のお店で」
「もちろん。今行かずにいつ行くのだ?」
「ふふっ、優くん面白い」
笑顔で見上げてくる茉莉花に、優樹は思わずドキッとする。
庭に飾られたぼんぼりの灯りが照らす茉莉花は、結った髪も色っぽく、いつもの茉莉花とは違う大人の女性の魅力に溢れていた。
日本庭園に面した料亭に入り、季節の会席料理を味わう。
お猪口に長い指を添えて、うつむき加減で日本酒を口にする茉莉花は美しく、優樹は惚れ惚れした。
早く二人きりになりたくて、食事を終えると真っ直ぐ部屋へと向かう。
「わあ、夜景が綺麗ですね」
窓に近づき、眼下に広がる景色に見とれる茉莉花を、優樹は後ろから抱きしめた。
「優くん?」
振り向いた茉莉花の唇を、熱く奪う。
驚いたよう身を引く茉莉花を、強く抱きしめて離さない。
首の後ろに手を添えて上を向かせると、更に深く口づけた。
「ん……、優く…ん」
「茉莉花……」
キスの合間に言葉を紡ぐ。
「好きだ……、茉莉花」
「優くん……、私も、好き」
茉莉花のもらす吐息をも奪い、優樹は何度もキスを繰り返していた。
「はい」
二人になると、優樹は茉莉花の肩を抱き寄せて歩き出す。
「茉莉花がせっかく綺麗な浴衣姿だから、今夜は和食一択だな」
「いいですか? 和食のお店で」
「もちろん。今行かずにいつ行くのだ?」
「ふふっ、優くん面白い」
笑顔で見上げてくる茉莉花に、優樹は思わずドキッとする。
庭に飾られたぼんぼりの灯りが照らす茉莉花は、結った髪も色っぽく、いつもの茉莉花とは違う大人の女性の魅力に溢れていた。
日本庭園に面した料亭に入り、季節の会席料理を味わう。
お猪口に長い指を添えて、うつむき加減で日本酒を口にする茉莉花は美しく、優樹は惚れ惚れした。
早く二人きりになりたくて、食事を終えると真っ直ぐ部屋へと向かう。
「わあ、夜景が綺麗ですね」
窓に近づき、眼下に広がる景色に見とれる茉莉花を、優樹は後ろから抱きしめた。
「優くん?」
振り向いた茉莉花の唇を、熱く奪う。
驚いたよう身を引く茉莉花を、強く抱きしめて離さない。
首の後ろに手を添えて上を向かせると、更に深く口づけた。
「ん……、優く…ん」
「茉莉花……」
キスの合間に言葉を紡ぐ。
「好きだ……、茉莉花」
「優くん……、私も、好き」
茉莉花のもらす吐息をも奪い、優樹は何度もキスを繰り返していた。



