教頭先生は急に何を言い出すんだと慌てているし、高橋君も実際、彩葉のことが結構気になっているんだろう。敵対心を丸出しだ。
「私の行動で何か不快にさせたならごめんなさい。今日は5月の連休明けで、先生以外にもたくさんご挨拶の先生がいらっしゃったうえ、仕事も山盛りでして。少し時間が惜しく思っていました」
「いいや、君は何も悪くないよ。仕事があるなら僕を気にせず続けてくれ」
「はい、では申し訳ございませんがお先に失礼します」
さらっと、話題を終えて冷たい目で翻す彩葉。
去っていくその後ろ姿を見守る。
あぁ、これからどうやって近づこうかな。
「ハハ、やっぱりいじけてるな」
「村越先生、お言葉ですが高遠の何を知ってるのですか。彼女は友人も多く成績優秀で、非の打ち所のない人材です」
高橋君が見かねたように言葉を挟んだ。
「何も知りなんてしないよ。強いて言うならそうやって君から見える彼女が完璧にしか捉えられないところじゃないかな」
何ちょっと気にかかっただけだよ。と僕は彼の肩を叩く。
それではいきましょうと教頭先生に声をかけられて、僕はなぁなぁにしたまま、生徒会室を出ていった。
「私の行動で何か不快にさせたならごめんなさい。今日は5月の連休明けで、先生以外にもたくさんご挨拶の先生がいらっしゃったうえ、仕事も山盛りでして。少し時間が惜しく思っていました」
「いいや、君は何も悪くないよ。仕事があるなら僕を気にせず続けてくれ」
「はい、では申し訳ございませんがお先に失礼します」
さらっと、話題を終えて冷たい目で翻す彩葉。
去っていくその後ろ姿を見守る。
あぁ、これからどうやって近づこうかな。
「ハハ、やっぱりいじけてるな」
「村越先生、お言葉ですが高遠の何を知ってるのですか。彼女は友人も多く成績優秀で、非の打ち所のない人材です」
高橋君が見かねたように言葉を挟んだ。
「何も知りなんてしないよ。強いて言うならそうやって君から見える彼女が完璧にしか捉えられないところじゃないかな」
何ちょっと気にかかっただけだよ。と僕は彼の肩を叩く。
それではいきましょうと教頭先生に声をかけられて、僕はなぁなぁにしたまま、生徒会室を出ていった。


