「わぁー!!」
慧悟さんの家に着くと私はびっくりして声を上げてしまった。
「なになにどうしたの?」
「いやだって。なんにもないよ?」
そう、ほとんど物がなかった。
真っ白で、余計なものがないのだ。
ベッドがあるのと、机、冷蔵庫。
あとは小さな棚くらい? そこにはほとんど何も入ってない。
「……基本帰って寝てるだけだから。引いた?」
「ううん。慧悟さん、今お仕事は?」
「病院でリワークプログラム受けてるよ」
「そうなんだ」
「でも彩葉に会えてちょっとだけやりたいことが見つかった」
「ん?」
「また彩葉と紅茶とかコーヒーとか飲みながらゆっくり過ごせる場所で働きたいって」
「いいね、それ! 私絶対行くよ。毎日行くよ」
「うん。そしたら毎日、彩葉と会えるから」
照れ隠しみたいにして、慧悟さんは頭をかいた。
「さぁ、座って。コーヒーだろ。いま入れるから」
「ありがとう」
暫くするとあたたかなコーヒーの匂いがしてきて、私はついつい昔を思い出し泣きそうになって鼻を鳴らしてしまった。
慧悟さんの家に着くと私はびっくりして声を上げてしまった。
「なになにどうしたの?」
「いやだって。なんにもないよ?」
そう、ほとんど物がなかった。
真っ白で、余計なものがないのだ。
ベッドがあるのと、机、冷蔵庫。
あとは小さな棚くらい? そこにはほとんど何も入ってない。
「……基本帰って寝てるだけだから。引いた?」
「ううん。慧悟さん、今お仕事は?」
「病院でリワークプログラム受けてるよ」
「そうなんだ」
「でも彩葉に会えてちょっとだけやりたいことが見つかった」
「ん?」
「また彩葉と紅茶とかコーヒーとか飲みながらゆっくり過ごせる場所で働きたいって」
「いいね、それ! 私絶対行くよ。毎日行くよ」
「うん。そしたら毎日、彩葉と会えるから」
照れ隠しみたいにして、慧悟さんは頭をかいた。
「さぁ、座って。コーヒーだろ。いま入れるから」
「ありがとう」
暫くするとあたたかなコーヒーの匂いがしてきて、私はついつい昔を思い出し泣きそうになって鼻を鳴らしてしまった。


