先輩はぼくのもの


クリスマスイブの前日。



引き出しから布に包んだ物を取り出す。


コツン…
布から出したガラスの破片をゴミ箱の裏に置いた。


龍弥が詩先輩に誕生日プレゼントであげた香水。
これを割ってから、1番大きく残った破片だけ残していた。
捨てれなかった。



これをもし先輩が見つけたら…
どんな反応をするんだろう。

プレゼントをこんな風にしたんだから、普通怒って当然だよな。


ぼく、なにがしたいんだろう。
見つけてほしいのか
見つけてほしくないのか


先輩を試そうとしてるのか


ぼくが先輩を試すなんて…バカにも程がある。


自分から先輩と離れるなんて出来ないから
でも、ぼくは最低だから

だから先輩からぼくを放して。


大好きな詩先輩
優しい詩先輩


ぼくを全力で嫌ってください。