ずっと好きだった






「びっくりした!!山本くん、うるさくしてごめんね。陽奈また後でね」





桜は自分の席に戻って行った。





しばらく沈黙が続く。





最初に口を開いたのは山本くんだった。






「大丈夫か?」





たった一言。





だけどこの一言に救われる。

 



きっと彼の耳にも私の噂は届いてるはず。





その事には一切触れないのはきっと山本くんの優しさだと思う。